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DDIが1,000文字までの送受信やチャットができる「PメールDX」を発表

 DDIポケット電話グループは、PHSで本格的な文字送信ができる「PメールDX」を導入すると発表した。現在の「Pメール」機能は20文字までの送受信だが、「PメールDX」は約1,000文字までの送受信が可能になるほか、手書きメモ通信、チャットなども行なえる。まずは同機能の端末どうしの直接通信を基本とするが、今後はDDIが設置予定のサーバーを経由して、インターネットの電子メールの受信に対応する。

 対応端末は、まずはバンダイが、1,000文字の送受信やアイコンの送受信などに対応したPHS「きゃらぴっち ミッキーマウス」を6月に発売する予定。これはミッキーマウスをモチーフにしたもので、「たまぴっち」の第二弾。現在のPHSの形状のような液晶が小さいタイプで、チャット機能はない。今後、各メーカーから対応端末が登場する見込みだ。

 DDIによると、現在の「Pメール」は、一日のPHS発信総通話回数の2割を越えるなど好調で、「たまぴっち」も1機種の販売数としては異例の7万台という。

 このところ携帯電話に押され、加入者が低迷気味のPHS業界だが、DDIでは「PメールDX」の普及および利用促進を'98年度事業の柱として、巻き返しを狙う方針だ。

('98/3/16)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp