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【新製品】

動画を利用したコミュニティサービスも提供

インターネットテレビ電話ソフト「VDOPhone3.0日本語版」発売開始

■URL
http://www.vdo.co.jp/vdophone3/phonej3.htm (VDOPhone3.0日本語版)
http://www.vdo.co.jp/vdophone3/online.htm (VDOPhoneオンラインダイレクトリー)

 ブイ・ディー・オーネットジャパン株式会社は、インターネットテレビ電話ソフト「VDOPhone3.0日本語版」を3月31日に発売開始する。Windows95対応で、同社サイトでオンライン販売(USドル建てのみ)、代引き販売するほかパソコン店でのパッケージ販売も行なう。

 製品は、使用帯域幅により「インターネット版(14.4kbps~64kbps)」と「プロフェッショナル版(14.4kbps~128kbps)」の2種類が用意されている。価格は、インターネット版がオンライン販売で63USドル、代引き/店頭販売が9,800円。プロフェッショナル版がオンライン販売で89USドル、代引き/店頭販売が13,800円。

 VDOPhone3.0は、TCP/IPネットワーク上で利用できるテレビ電話ソフト。従来のバージョン「VDOPhone2.01」(本誌'97年6月19日号参照)に比べ、「MMX Pentium」「AMD K-6MMX」といったMMX CPUを装備したパソコンでの利用に最適化するなど、画像、音声面での品質向上を図っている。なお、プロフェッショナル版はITUの国際標準H.324に対応しており、Microsoft社の「NetMeeting」米White Pine Software社の「Enhanced CU-SeeMe」といった同規格準拠の製品との互換通話が可能だ。

 また、3.0では新たに「個人情報設定機能」が搭載された。これはユーザーの写真や名前、電子メールアドレスなどを載せた「仮想名刺(Virtual Business Card)」を作成できるというもので、テレビ電話をかけた時に相手のディスプレイに表示させたり、集めた仮想名刺をアドレス帳として利用することもできる。仮想名刺を利用したアドレス帳の場合、写真をクリックするだけで通話できる。

 同社では3.0の発表と同時に、オンラインにいるVDOPhoneユーザーを検索したり呼び出したりできる「VDOPhoneオンラインダイレクトリー」や動画を使ったチャットルームなどを提供するオンラインコミュニティサービス「ClubVDO」を発表した。現在は英語での利用のみとなっているが、夏頃には日本語環境も用意するとのこと。また、'98年5~6月頃には、動画をメールで送受信できる「VDOMail日本語版」の発売を予定している。同社では、今後こういった製品やサービスを通して「動画を使ったコミュニケーションの一般ユーザーへの普及を図る」としている。

('98/3/30)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp