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【業界動向/Java】

SunとIBMがビジネスユース向けのJavaOSを共同開発

■URL
http://www.ibm.com/java/javaos/
http://gartner3.gartnerweb.com/dq/static/about/press/pr-b9813.html

 Sun Microsystems社とIBM社は1日、共同で「JavaOS for Business」を開発することで合意したことを明らかにした。

 JavaOS for Businessは、クレーム処理、銀行業務、在庫管理等を行なうことを念頭に置いた、ビジネスユース向けのJavaOSだ。Sunの「JavaOS for NCs」を拡張したもので、NC上で動作させたり、街頭の情報端末や自動発券機で利用したりすることを目的としている。

 各ベンダーに対し出荷されるのは、今年半ばになる見込み。IBMでは、自社のNC「Network Station」のハイエンドモデルにこれを搭載、来年初頭に出荷する予定。Sunでは、来年中に「JavaStation」付属のOSを、JavaOS for NCsからJavaOS for Businessに差し替える。

 ただ、NCに関しては明るい話題ばかりでもない。Dataquestのレポートによれば、昨年のNCの出荷数は144,040ユニットで、今年の出荷予想も482,196ユニット止まり。アプリケーションが出揃っていないことや、Wintelによる「NetPC」の発表などが低迷の要因とされる。

 とりわけJavaをプラットフォームとするNCにとっては、いち早く魅力的なアプリケーションを揃えることが普及の条件となるだろう。

('98/4/2)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp