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【イベントレポート】

コンピューター関連のトレードショー「COMDEX Japan '98」初日レポート

■URL
http://www.sbforums.co.jp/comdex.htm
http://www.netrue.ne.jp/ (NeTrueFax)
http://www.cybercash.co.jp/ (サイバーキャッシュ)

 4月6日、コンピューター関連製品に関するトレードショー「COMDEX Japan '98」がスタートした。COMDEX Japan '98は、今年世界15カ国23拠点での開催が予定されている、コンピューター関連製品に関する世界最大のトレードショー「COMDEX」の一つとして日本で開催されるもの。幕張メッセを会場として4月9日まで開催される。出展社数は411(海外企業は内179社)。


 展示会場では、特に目玉とも言えるようなインターネット関連の新製品/サービスは見あたらなかったが、ここでは会場にて初公開となる製品をいくつか紹介したい。 有限会社ネットゥルー・コミュニケーションズ・ジャパンのブース(4T23)では、インターネットFAXの新サービス「NeTrueFax」が展示されている。これは、米NeTrue Communications社が開発したもので、同社が設置するゲートウェイを利用して、インターネットを使った低コストFAX送信ができるというサービス。また、クライアント側ソフト「NeTrueFaxソフト」により、Windows 95で作動するアプリケーションで作成した書類を直接ファックス宛に送信できる。現在、23カ国53都市でネットワークセンターが稼動しており、他のゲートウェイサーバーを介したインターネットFAXサービスと比較して、アジア地区または、サウジアラビア、イランといった中東方面への通信に強いとのこと。基本料金は月額280円で、使用しなかった場合は基本料金はかからない。本格サービス開始は'98年4月末を予定している。

Microsoft Partner Pavillion 「Microsoft Partner Pavillion」の中にあるサイバーキャッシュ株式会社のブース(BO27)では、日本版サイバーキャッシュのデモが行なわれている。サイバーキャッシュは、米国でソフトウェアの販売会社software.netなど、すでに4,000以上の店舗が導入しているという電子決済サービス。クレジットカード決済ができる「CyberCash」と、プリペイド型の小口決済サービス「CyberCoin」の二つのサービスがあり、マイクロソフトウォレット(電子財布)を使って、WWWブラウザー上から決済できる。日本での支払いは、25円から可能だ。サイバーキャッシュ社によると、現在社内などで日本版サイバーキャッシュをテストしており、4月下旬から一般公開するとのことなので、先行して見られるチャンスだ。

phs ほかには、マイクロソフト株式会社による企業向けネットワークソリューション「Windows Terminal ソリューション」ブース(4N05)や、NTT中央パーソナル通信網株式会社によるPHSを使った各種サービスを紹介するブース(4F03)に注目が集まった。

 なお、COMDEXでは展示のほかに基調講演やコンファレンスなども開催する。今後のスケジュールでは、4月7日John Scully氏(Live Picture社会長)、8日Steve Perlman氏(WebTV社長)による基調講演が注目だ。


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COMDEX Japan '98会場レポート その1」(PC Watch)
/pc/docs/article/980406/comdex1.htm

('98/4/6)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp