Click Here

【業界動向】

ベッコアメがテレウェイと事業提携
自社のAPを全面廃止し、テレウェイの基幹網を利用

 ベッコアメ・インターネットは9日、日本高速通信(テレウェイ)と提携。自社のアクセスポイントを全面廃止し、基幹網のインフラ事業をテレウェイに全面委託すると発表した。ベッコアメ会員は今後、テレウェイのインターネット接続サービス「シリウス」のアクセスポイントを経由してインターネットを利用する。

 アクセスポイントの移行は5月1日にも開始する。2~3か月の移行期間を置いた後、完全に切り替える。会員はアクセスポイントの電話番号とログイン名を再設定する必要があるが、移行期間中は従来の設定でも使用可能。テレホーダイなどの登録変更はこの間に行なえる。一方、シリウスのアクセスポイントも順次増設。完全に移行するまでに、現在ベッコアメがカバーしているエリアすべてにシリウスのアクセスポイントが設置される。ベッコアメでは「現在利用しているサービスは中断することなくそのまま利用でき、料金やサポートも従来どおり。設定変更も最小限で済むようにする」としている。

 ホームページのヒット数が4,500万件/日を超えるベッコアメ・インターネットでは、これに対応するだけの基幹網を構築・運営するためのコストが大きな負担となっていた。今回、強力な基幹網を持つテレウェイと提携したことで、接続インフラにかかるコストを削減するとともに、接続環境も向上。今後は魅力的なコミュニティづくりやコンテンツ面でのサービスに注力していく。

('98/4/9)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸雄一]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp