■URL
http://www.softpark.jplaza.com/
東芝は9日、IME向けのプッシュ型辞書データ配信サービス「LexWatch」を開始した。専用クライアントソフト「LexWatch」を使い、新しい用語の情報を定期的に配信、IMEのユーザー辞書を自動更新する。クライアントソフトは、同社が運営するホームページ「SoftPark」で無償提供。今後6か月間、試行期間としてサービスを実施する。
配信される辞書の内容は、「声優」「鉄道」など趣味関係の用語や「アーキテクチャ」「データベース」などのコンピューター関連用語を中心に、インターネットで話題になりやすい40分野で構成。サービス開始時点で約2,300語が登録されている。自動更新したい分野を設定メニューで指定しておけば、その分野に新しく登録された用語が辞書サーバーからダウンロードされる。
さらに、ユーザーが自分でIMEに登録した用語を辞書サーバーが吸い上げ、ユーザー間で辞書データを共有するシステムも提供。より多くのユーザーが利用することにより、辞書の最新性や網羅性が保たれるとしている。なお、データの吸い上げを行なわないように設定することも可能だ。
LexWatchは、Windows 95用のIMEソフト「MS-IME95」「MS-IME97」「ATOK11」「Rupo ACE Ver2.0」に対応。サービスに完全対応するのは、SoftParkでダウンロード販売されているRupo ACE Ver2.0だが、MS-IMEやATOK11でも実用上問題はないとしている。
('98/4/9)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸雄一]