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【調査結果】

富士通総研、インターネットユーザーの動向に関する調査結果を発表

■URL
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/cyber/research2/ (調査結果)
http://www.fujitsu.co.jp/hypertext/fri/release/980414.html (リリース)
http://www.imi.ne.jp/imi/ (iMiネット)

 株式会社富士通総研は14日、インターネットユーザーの動向に関するアンケート調査結果を発表した。同社は昨年9月に最初の調査を行なっており('97年11月21日号の記事を参照)、今回が2回目になる。アンケートは3月1日に、電子メールによるマーケティングサービス「iMiネット」のユーザー約8万人のうち、1750人を対象に電子メールで配信され、3月8日までに有効回答1574通を回収した。

 インターネットユーザー層は前回調査時と比べて、女性ユーザーの比率が22.4%→27.8%と増加。職業別に見ると、会社員ユーザーの比率が64.9%→57.4%と減少している反面、学生や専業主婦などの他の職業での利用比率が増加しており、これまでの男性会社員中心だったユーザー層から、徐々に女性や会社員以外の職業でのインターネットの利用が増えてきていることが分かる。

 よく利用するサービスとしては、約85%のユーザーが「検索サービス」を挙げており、最も利用する検索サイトとしては「Yahoo! JAPAN」が60.7%で、続く「goo(16.2%)」や「infoseek Japan(11.9%)」と比較するとその差は大きい。Yahoo! JAPANを選んだ理由で最も多いのは「有名だから(60.9%)」で、知名度の大きさをうかがわせる。また、gooを選んだ理由で最も多いのは「他より性能がいいから(60.8%)」で、知名度よりもサーチエンジンとして高性能な点が認められているのが分かる。また、ニュースサイトで最も利用されているのは「asahi.com(35.3%)」で、「NIKKEI Net(28.3%)」「Yahoo! JAPAN(21.3%)」が続く。

 オンラインショッピングの利用については、男性の利用率が5割に到達したほか、女性の利用率も33.7%→42.6%と増加している。また、利用回数は1回が24.5%と最も多く、2回以上利用したことのある人(74.4%)のうち、同じショップを2回以上利用した「リピーター」は61.9%。オンラインショッピングについては、ショッピング経験者の約8割が便利と感じている反面、セキュリティへの不安や対応の不備などが指摘されており、消費者が期待するオンラインショップ像とは、まだまだギャップがあるようだ。

('98/4/14)

[Reported by kono@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp