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【規格】

Adobeらが「PGML」をW3Cに提案
WWW上でベクター方式のデザインを可能に

■URL
http://www.adobe.com/aboutadobe/publicrelations/HTML/9804/980413.pgml.html
http://www.w3.org/Submission/1998/06/
http://www.w3.org/TR/1998/NOTE-PGML (仕様)

 Adobe Systems社は13日、WWW上でベクター方式のデザインを可能にする「PGML(Precision Graphics Markup Language)」をW3C(World Wide Web Consortium)に提案したと発表した。IBM社、Netscape Communications社、Sun Microsystems社らもこれに賛同しており、上記のWWWページでその概要を確認できる。

 PGMLは、PostScriptやPDFで用いられている表現方式を使ったXMLベースのマークアップ言語。ベクター方式でのデザインを特徴としており、出版界で広く活用されてきた「Adobe Illustrator」のようなデザインツール、「Adobe PageMaker」や「Quark Xpress」といったレイアウトツールで作成したコンテンツを、そのままの形で見てもらえる。

 また、これに賛同しているSunでは、PGMLと同様の表現方式を簡単に利用できるようにするJava 2D APIを、JDKの次期バージョン1.2で採用する。これにより、様々なプラットフォームでPGMLが使えるようになるという。

 HTMLとスタイルシートに、GIFやJPEGといった画像ファイルを組み合わせるという、これまでの一般的なWWWの表現手法を変えるものとして注目される。

('98/4/14)

[Reported by yuno@impress.co.jp / nao-f@st.rim.or.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp