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http://www.panasonic.co.jp/corp/news/official.data/data.dir/jn980414-1/jn980414-1.html
松下電送システムは、インターネットFAXの新機種「FreePort i SP-100」を5月20日より発売する。事実上の世界標準規格であるIETF(Internet Engineering Task Force)標準規格に対応した世界初の製品となる。
SP-100は、LAN直結タイプのインターネットFAXで、TCP/IP、SMTP、MIME、POP3の各プロトコルに対応。インターネットやLANを介し、SP-100同士もしくは従来機種との間で文書をやりとりすることが可能だ。さらに、メールアドレスを指定して紙の文書をパソコン宛に送信する、SP-100経由でパソコンから電子メールを通常のG3FAX宛に送信する、G3FAXから送られてきた文書を画像ファイルとしてパソコンにメールで転送するなどの機能も備えている。FAXのほか、ネットワークプリンター、ネットワークスキャナー、コピー機としても使用できる。価格は29万8,000円。
インターネットFAXは、インターネットを利用して通信するため、長距離通信や国際通信時のコストを削減できるのが特長。また、手書き書類や地図など、紙の文書もそのまま電子メールとして送信できるため、パソコンの苦手な人でも通常のファックスと同じ操作で使用できる。しかし、異なる機種間では送受信ができないなどの問題があり、数年前から標準化を検討、2月にIETFで正式に承認された。6月にはITU(国際電気通信連合)で標準化される見込みとなっている。
('98/4/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]