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【業界動向】

Netscape、開発者のためのコミュニティーサイトを開設
ソースコード公開で業界標準に沿ったブラウザー開発を促進

■URL
http://developer.netscape.com/openstudio/

 米Netscape Communications社は14日、開発者向け情報提供サイト「DevEdge Online」の中に新コーナー「Open Studio」を開設した。

 Open Studioでは、Java Script、Dynamic HTML、XML、RDFなどの最新情報を提供するほか、ツールの配布や提携ベンダー製品のディスカウントサービスなどを行ない、開発者との交流を積極的に進めていく。「Builder.com」や「Webmonkey」などの人気サイトをサンプルにしたチュートリアルも用意されており、ホームページのデザインやスクリプト技術、ティップスなどについてより実践的な情報を得ることが可能だ。会員制となっており、レベル1と2の会員登録は無料、3は年間995ドルとなっている。

 同じく14日、サンフランシスコで開かれたウェブ開発者のためのカンファレンス「Web.Builder San Francisco」では、Netscapeの共同設立者でもあるMarc Andreessen副社長が講演。同社の今後の展望や最新技術に対するスタンスなどを語った。Andreessen副社長は「ソースコードを公開することにより、ブラウザーは業界標準に沿って進化していく」と、ソースコードを公開することの意義について述べ、Netscape Communicatorの次期バージョンが、Java ScriptやDynamic HTML、XMLおよびRDFについて、W3Cの標準規格と完全に互換性のあるものになることを明らかにした。

('98/4/15)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / saori@earthlink.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp