株式会社バケーションワールドは、広告を表示することで無料でインターネット接続する「テレプレミアム」サービスを開始する。5月から600人限定で試験サービスを実施し、7月7日から一般サービスを03地域で開始する予定。
同様のシステムにはハイパーネット社('97年12月に破産申請)による「HotCafe」があったが、テレプレミアムではフリーダイヤルを使って通話料も無料になるのが特徴。
ユーザーはWWW上で登録し、専用の接続ソフトをダウンロードする。接続すると、最初にWWWブラウザーに15秒のCMが表示され、そのあとに表示されるアンケートに答えてはじめてインターネットに接続できる。利用は5分間まで、3回まで繰り返し可能で、その後は1時間以上経過しないと再接続できない。なお、サービスは接続のみで、メールアドレスやホームページなどは使えない。
ハイパーネット社の「HotCafe」は失敗に終わっているが、それに対しテレプレミアムは、接続時間やサービスを限定し、毎回アンケートをとることで「マーケティング」として広告主に訴える戦略。
('98/4/15)
[Reported by masaka@impress.co.jp / ROKO]