全日本空輸株式会社(全日空)は、5月14日から販売する旅行ツアーの新商品「ANA's遊遊ナビ」で、参加者にインターネット接続可能なGPS(Global Positioning System)機能付き携帯情報端末を貸し出すサービスを開始する。
「ANA's遊遊ナビ」の期間は7月1日から9月30日までで、東京(羽田着)、大阪(伊丹、関空着)の上り便が対象。利用者は、携帯端末のGPS機能により旅先での自分の位置を調べられるほか、インターネット接続機能でレストラン情報などを得ることができる。
携帯情報端末はセイコーエプソン株式会社による新製品。GPS機能、インターネット通信機能のほか、PHS電話、デジタルカメラを搭載しており、重さ約300g。「ANA's遊遊ナビ」では、セイコーエプソンが全日空のサービス向けに機能を特化した製品が利用されるが、今後、一般市場向け製品の販売も予定されている。「ANA's遊遊ナビ」でのサービスでは、地図サイト「Mapion」や情報誌「ぴあ」が情報提供で協力しており、例えば、「GPSで自分のいる位置を調べ、インターネット経由でその周りにあるレストラン情報などを収集し、地図と併せて表示させる」といったことできる。初めて訪れた場所で役に立ちそうな機能だ。また、参加者には、それらのデジタル情報の一部と連動したガイドブックも配布するとのこと。
('98/4/23)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]