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【新製品】

「RealSystem」に対応、秋に評価版を配布予定

ヤマハがMIDIと映像、音声を同期配信するシステム「MidLive」を開発

■URL
http://www.yamaha.co.jp/news/98042801.html

 ヤマハ株式会社は、米RealNetworks社の動画/音声配信システム「RealSystem」に対応したMIDIデータ配信システム「MidLive RS」を発表した。受配信用ソフトの評価版を今秋をめどに配布開始し、年内の商品化を目指すとのこと。

 MidLive RSは、RealSystemの最新バージョン「RealSystem G2」に対応しており、MIDIによる音楽演奏データを動画や音声と同期させて配信することができる。これにより、ピアノの演奏データをMIDIで、ボーカルを音声データで配信するといった使い方が可能になり、従来の音楽配信に比べ送信データを大幅に圧縮できるという。また、リアルタイムのエンコードが可能で、生中継にも対応できるとのこと。

 情報発信者側は、RealSystemの拡張機能として追加するだけで、MidLive RSを利用した音声/動画の配信ができる。ユーザー側は、再生ソフト「RealPlayer」にMidLive RSの機能を組み込む必要がある。なお、今後ヤマハから再生用ソフトの配布が開始される予定だが、RealPlayerと組み合わせたものになるか、MidLive RS単体のものになるかは未定。
(右は「MidLive RS」の画面例)


 ヤマハでは、従来から坂本龍一氏との協力により、RealPlayerでの動画/音声の配信とMIDIデータの配信を同時に行なう実験を実施していた(本誌'97年1月27日号参照)。同社によると、実験時には両データを同期させるのがかなり困難であったが、その後の研究、開発で問題をクリアしたとのこと。

('98/4/28)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp