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【新製品】

IPマルチキャストに対応したPointCastの新バージョン登場

■URL
http://www.pointcast.com/releases/get.cgi?number=94

 米PointCast社は、プッシュ配信システム「PointCast」の最新バージョン「PointCast Network Version 2.5」を発表した。クライアントソフトの英語版が同社サイトより無償でダウンロード可能だ。

 PointCast Network Version 2.5は、IPマルチキャストに対応したのが最大の特徴。IPマルチキャストとは、登録された複数のIPアドレス宛にデータを同時送信するという、一対多数の通信技術。同じ方面宛のデータであれば、途中で分岐するところまでは1つとして送るため、ネットワーク上のトラフィックを軽減できる利点がある。また、情報は更新時にサーバーから送り込む形になるので、頻繁な情報の更新も可能だ。

 Version 2.5で新たに加えられた機能は、IPマルチキャストに対応することで可能になったもの。ほぼリアルタイムでデスクトップにニュースを表示できる「Real-time Alerts」機能では、株価情報や天気予報、スポーツのスコアなどの情報の配信に対応できるとのこと。ほかには、インストール時に入力するユーザーの情報を元にチャンネルを提案する「Intelligent Channel Defaulting」機能などが加えられた。

 ポイントキャスト株式会社によると、現在、Version 2.0をベースに2.5の日本語版を開発中とのこと。なお、IPマルチキャストを実現するには、受信する側のプロバイダーでも対応する必要があるが、今のところどういった形態でIPマルチキャストを利用したサービスを提供していくかは未定とのこと。

('98/5/6)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / shin-s@cyberdude.com / Hiroyuki Et-OH ]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp