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【業界動向/実験】

都内約40カ所に設置、モニター2,000名募集

NTTがISDN対応情報端末「ComBase」の実用化実験を開始

■URL
http://pr.info.ntt.co.jp/news/news98/9805/980507.html (プレスリリース)
http://www.mabikai.mbc.ntt.co.jp/combase/ (ComBase)
http://hikari.mbd.mbc.ntt.co.jp/ (PHOENIXプロジェクト)

 日本電信電話株式会社(NTT)は、キオスク型マルチメディア情報端末「ISDNステーション ComBase」の実用化実験を開始する。期間は'98年5月15日から'99年3月末まで。

 ComBaseは、ISDNを通じてインターネットに接続できる、公衆電話タイプの情報端末。本体のディスプレイを使って電子メールの受発信ができるようになっており、アカウントやパスワード等の情報が記録されたIDカードを使えば、街角でも簡単にメールが読める。今回の実験では、モニター2,000名にIDカードを発行する。なお、モニターの募集は、5月8日から6月30日までで、上記のComBase、または、PHOENIXプロジェクトのホームページ上から応募できる。設置場所は、都内の約40カ所が予定されており、現在、東京都千代田区のニューオータニガーデンコート内にある「ガーデンコートオカムラショールーム」に第1号が設置されることが決まっている。他の設置場所は現在検討中で、決まりしだいホームページ上で公開していくとのこと。

 ComBaseは、'97年に登場し(本誌'97年10月9日号参照)、'98年2月には東京都港区内に1台設置され利用実験が行なわれている(本誌'98年2月20日号参照)。NTTでは、ComBase以前にも「カードでね!」といったインターネット端末を利用して「キオスク型街角マルチメディア端末」の実験を重ねてきたが、今回の実用化実験は、過去の実験に比べ設置台数、モニター数とも大がかりなものになっており、いよいよ実用化される日も近そうだ。

('98/5/7)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp