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【業界動向】

米NSI、ドメイン事業の自由化へ向けて世界進出

■URL
http://www.netsol.com/news/pr_19980331.html
http://www.netsol.com/news/pr_19980407.html
http://www.netsol.com/news/pr_19980422.html

 米国科学財団(National Science Foundation,NSF)との契約により「.com」「.org」「.net」などのgTLDの管理を独占的に行なってきたNetwork Solutions社(NSI)が、ドメインネーム事業の自由化を見据え、ここ数カ月、大きな動きを見せている。

 3月末、NSIは初の海外拠点をロンドンに開設。イギリス、ドイツ、フランス、イタリアなどでの事業に乗り出すと発表した。4月に入ると、アジア太平洋地域のマーケット拡大を目的として、Domain Asia社と提携。「.com」ドメインの登録が急増しているという中国をはじめ、韓国、台湾、香港での事業を本格的に展開する姿勢を見せた。さらに4月22日には「.jp」「.uk」などのccTLDs(country code top-level domains)登録サービスを行なっているInternet Domein Names社(idNames)を買収したと発表。gTLDだけでなく、国別ドメインのサービスも同時に提供できるとして、ユーザーの利便性をアピールしている。

 NSFとNSIの契約は、9月末で終了する。その後の体制についてはまだ検討段階だが、今後ドメイン事業が独占から競争の時代に移行していくことは間違いない。その中でNSIは、国際的なサービスを武器に事業を展開していく考えだ。

('98/5/7)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp