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【N+I LasVegasレポート】

NETWORLD+INTEROP LasVegas会場レポート(その3)


●Hot Spotに見る日米のインターネット事情の差

 N+Iの会場内には、「Hot Spot」と呼ばれる、最新技術をデモする場所が幾つかある。さまざまな企業が最新技術を組み込んだ製品を持ち寄り、実際にどんなことに応用できるのかを説明している。

 「ADSL Hot Spot」には、3Com、Ascend Communications、Cisco Systemsなどが出展し、ビデオ会議、遠隔教育、ビデオ・オン・デマンドなどのデモを実施していた。とはいえ、実際に東京とニューヨークでインターネット経由でビデオ会議を行なう場合、その間のバックボーンの状態も考慮に入れる必要がある。そのため、こうした会場内を繋いだだけのデモでは、いまいち説得力に欠けるというのも事実だ。

 このほか会場内には、VPNやSNMPv3などのHot Spotも設置されている。これらは、日本国内では、いずれも普及するには至っていない。米国政府による暗号の輸出規制により、セキュリティ上の不安が拭い切れないためだ。企業文書のデジタル化とあわせ、こうした企業向けのソリューションが国内で普及するには、もうしばらく時間がかかりそうだ。

ADSL Hot Spot VPN Hot Spot SNMPv3 Hot Spot
ADSL Hot Spot VPN Hot Spot SNMPv3 Hot Spot


●会場でロッククライミング? Lucentブース

 さすがアメリカ、スケールが違う。そう思わせるのは、Lucent Technologies社。ブースの一角に大きな壁が設置されており、訪れた人がロッククライミングを楽しめるようになっている。登ってみたい人は「怪我をしても責任はとりません」という誓約書にサインしなければならない。そして、見事登り切って鐘を鳴らすことができれば、記念にバッグが貰える。

Lucentブース

('98/5/11)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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