【ニュース】

「加入金なしで一般電話に加入できるサービスを検討」NTT宮津社長が明らかに

 日本電信電話(NTT)の宮津純一社長は、13日に記者会見を行ない、契約時の施設設置負担金(7万2千円)を払わずに一般電話に加入できるサービスの検討を、本格的に開始すると語った。開始時期など具体的な内容は明らかにしていない。

 同様のサービスとしては、月々の基本料金を高くすることで、新規契約時に施設設置負担金を払わずにISDNサービスが利用できる「INSネット64ライト」(本誌'97年4月23日号参照)が開始されている。今回語られたのはその一般電話(アナログ)版。

 NTTは、今年4月、「'97年度の加入電話数は初めて減少。ISDNの契約は上昇しており、一般加入電話の減少以上に伸びた」と発表している(本紙'98年4月22日号参照)。一般電話にもこのサービスを導入することで、巻き返したい考えだ。一方で、契約時の設置負担金は「加入権」とも呼ばれ、企業の固定資産として認められるほか、数万円で転売する専門業者も存在する。各方面からの反発も予想され、慎重な検討が期待される。

('98/5/14)

[Reported by junko@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ


ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp