Click Here

【新製品】

日本酒ホームページ「御酒の箪笥」でシステム採用

NTTがXML言語を利用した電子カタログ生成システムを開発

■URL
http://mom.nsc.cae.ntt.co.jp/ (御酒の箪笥)
http://www.w3.org/XML/ (XML)

 日本電信電話株式会社(NTT)は、XML(eXtensible Markup Language)言語を利用した電子カタログ生成システム「モールオブモールズ」開発した。まず、システムの応用例第一弾として、日本酒のカタログホームページ「御酒の箪笥」を公開している。

 XMLは、SGML(Standard Generalized Markup Language)を簡略化したもの。ユーザーが独自にタグを追加/拡張できるほか、ページ内の情報を文書タグを使って特定のカテゴリーに割り当てることにより、検索や索引付けを容易にするという特徴がある。'98年2月には、W3C(World Wide Web Consortium)により「XML 1.0」が勧告されている。

 モールオブモールズは、XMLにより多数のホームページ上の商品情報から必要な商品属性を抽出し、画像を含むカタログを自動生成して一覧表示するというシステム。このシステムを利用したホームページ「御酒の箪笥」は、全国14の日本酒・焼酎の蔵元や日本酒サービス研究会、酒匠研究会連合会(SSI)などの協力により作成された。NTTとSSIでは、各蔵元のホームページ上の商品情報(銘柄、価格、味など)についてXMLに沿って商品属性規約を定義、その規約に則って、情報を自動収集し属性の意味付けに従ってデータを整理しページ上で一覧表示する。

 NTTでは、最終的にモールオブモールズに、複合コンテンツへの対応や決済機能を持たせる予定。また、EC推進団体コマースネットジャパンなどと連携して活動を進め、XMLの普及に力を入れていくとのこと。

('98/5/22)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp