【ニュース】

ユーザーがいる周辺の情報をWWWから取得できる
NTTソフトウェア研究所が、PHSを利用した位置情報実験の第二弾を開始

■URL
http://www.kokono.net/(実験情報ページ)
http://www.lanworld.co.jp/media.htm(ここNavi)

 NTTソフトウェア研究所が行なっている、PHSを利用した位置情報実験サービスの第二弾「モバイルインフォサーチ2」が6月1日から開始される。

 この実験は、携帯端末を使い、位置情報対応のPHSを使ってインターネットにアクセスすると、ユーザーがいる場所の周辺の飲食店やホテルなどの情報をWWWから検索できるというものだ。実験エリアも拡大され、日本全国で利用できる。

 従来は、一部にしか配布されていない専用のPHSが必要だったが、今回は、位置情報対応のPHS(ドラえホンなど)を持ち、「いまどこサービス」に加入していれば誰でも利用できる。PHSのほかにも、GPSなどなんらかの形で位置情報を出力できる装置があれば、WWWからの検索が可能という。そのほかに、PHSの位置情報やGPSの緯度経度をサーバーに伝えるためのクライアントソフトが必要になる。ソフトウェアは、NTTソフトウェア研究所が用意するほか、ランワールド社から発売される「ここNavi」の簡易版(Windows 95版)などもこの実験に対応しており、NTTパーソナルのWWW上からダウンロードできる。近いうちに、GPS版なども用意するとのことだ。

 現在地を地図に表示するだけでなく、地図ソフトを使って「位置」を指定することもでき、ユーザーがいる場所以外の情報も取得できるのは便利だ。PHSでモバイルをしている人は参加してみるといいだろう。

('98/5/29)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当 internet-watch-info@impress.co.jp