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【業界動向】

Macromedia、Microsoftなどが2次元グラフィックス記述言語「VML」をW3Cに提出

■URL
http://www.microsoft.com/corpinfo/press/1998/May98/Vectorpr.htm
http://www.w3.org/Submission/1998/08/

 Autodesk社、Hewlett-Packard社、Macromedia社、Microsoft社、Visio社の5社は、ベクター方式の2次元グラフィックスを記述する仕様「Vector Markup Language(VML)」をW3C(World Wide Web Consortium)に提案した。

 VMLは、XML(eXtensible Markup Language)をベースにしたマークアップ言語。ベクター方式の2次元グラフィックスを高品質に作成できるという。異なるオーサリングツール間で画像の質を落とさずカット・アンド・ペーストでやりとりができるほか、GIFやPNGといったフォーマット形式の画像よりダウンロード時間が短縮できるのでWWW上での公開に適しているという。

 Microsoft社では、Internet ExplorerやWindows、Officeの次期バージョンでVMLをサポートする計画とのこと。また、Macromedia社でも、将来の製品でVMLをサポートしていきたいとしている。

 なお、ベクター方式のグラフィックスを記述する言語としては、'98年4月にAdobe Systems社が「PGML(Precision Graphics Markup Language)」をW3Cに提案しており、IBM社、Netscape Communications社、Sun Microsystems社らが賛同している(本誌'98年4月15日号参照)。

('98/5/29)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH / yuy@ibm.net]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp