Click Here

【業界動向/サービス】

ソフトバンク、インターネット証券会社設立
米E*TRADE社と合弁

■URL
http://www.etrade.com/ (E*TRADE)

 ソフトバンクは6月3日、米E*TRADE社と合弁で、インターネット上の証券取引会社「イー・トレード株式会社」を設立すると発表した。設立は6月中。ソフトバンクが58%、E*TRADEが42%の持ち株比率となる。日本と米国の金融商品を扱うほか、インターネットを使った投資家への情報提供を積極的に展開し、「板情報」など日本独自の情報も提供していく。

 発表の席上、ソフトバンク社長の孫正義氏は、金融ビッグバンにより金融業が規制緩和されてきていることを背景に「手数料ディスカウント市場の創設」と「投資家への情報提供」を強調。「インターネットと金融サービスは親和性が高い」として、従来の証券会社になかったタイムリーな情報や検索サービスを提供していくと語った。

 同社は先日、米ONSALE社と合弁でインターネットオークションの会社を設立することを発表している(本誌5月15日号参照)。今回の発表の席では、ONSALEやE*TRADEなどを元に、やはり同社のコンテンツである「Yahoo! JAPAN」をportal(入り口)サイトとして、「全ての金融情報と取引はYahoo! JAPANからできるようにする」という戦略を明らかにした。

 一方、E*TRADEのCEO、Christos M. Cotsakos氏も情報提供の面を強調。「E*TRADEは金融情報のportalサイト」とうたって、登録ユーザー向けの検索サービスやカスタマイズ、アラート機能、情報交換機能などをデモした。

('98/6/3)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


INTERNET Watchホームページ

ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp