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【業界動向】

ロシアのインターネット急成長

 ロシアでインターネットのプロバイダーが急増、市場規模は昨年1年間で「2倍」(業界筋)に拡大した。インターネット・サービスは、金融危機の深刻化など依然明るい話題に乏しい同国経済界にあって「非常に有望なビジネス」と注目されている。

 急成長を支えるのが、以前の大企業や外資企業から、中小企業や個人にまですそ野を広げ始めた利用者だ。情報閉鎖社会だった旧ソ連時代とは隔世の感がある。

 ロシアのインターネットの普及度を国際的に認知させたのが、5月に初めて行なわれたエリツィン大統領のインターネット上でのインタビュー。大統領報道官によると、ロシアを含む各国からの質問は約4千件に上った。

 質問は核問題から健康まで多岐にわたり、大統領も「2、3カ月後にまたやろう」とご満悦だった。

 業界関係者によると、ビジネスでの利便性などが受けて需要が急伸、電子メールのアドレス数は60万~100万に上り、市場規模は1億ドル(約144億円)近くに達したとの見方もある。

 2年前は外資を含め3社ほどしかなかったプロバイダーも、今は大小約3百社がしのぎを削り、モスクワにはうち約70社が集中。過当競争の揚げ句に倒産する業者も出ている。

 劣悪な通信インフラの整備などロシアならではの課題も抱えているが、プロバイダーたちは「ロシアは米国の初期段階に入った」と意気盛んだ。

('98/6/15)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp