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http://www.nic.ad.jp/topics/archive/1998061501.html(JPNICリリース)
JPNICのドメイン名登録検討部会は、高等学校以下(保育園などの就学前から高等学校まで)の教育機関のために、「ED(EDucation).JP」ドメイン名の新設を提案した。これについて、JPNICが運営しているDOMEIN-TALKメーリングリストで意見を募集している。
ED.JPドメインは、主に児童・生徒などの教育を受ける人を収容するという位置づけ。ほかの属性に合わせて、2文字コードとなった。ほかには、SC(SChool)、EDU、SCH、SCHOOLなどの候補があったという。また、地域名と組み合わせる案もあったが、かえって混乱を招くという理由から、第3レベルに組織名を入れる形式を採用したという。
文部省は、2003年までに、高等学校までの全国のすべての公立私立の学校をインターネットに接続する方針。それをうけて学校からドメイン名の登録申請の急増が予想されることから、JPNICでは新たなドメイン名の新設を検討してきた。
現在は、AC.JPドメインや、教育機関を収容する地域型ドメイン名(<組織名>.<市町村名>.<都道府県名>.JPなど)を使用している。しかし、地域ドメインは長いため、間違えやすいといった欠点もある。また、AC.JPドメイン名への収容も検討したが、対象となる児童・生徒の数は2,000万人以上と多く、ほかのインターネットコミュニティとは性質が異なるため、AC.JPにはなじまないとJPNICは判断した。
なお、スケジュールは7月1日に正式アナウンスし、10月1日からドメイン名の新規受付け開始。同時に、AC.JPまたは地域型ドメイン名からED.JPへのドメイン名移行も受付ける予定だ。
('98/6/16)
[Reported by junko@impress.co.jp / shin-s@cyberdude.com]