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【プロバイダー】

So-netがサーバーホスティングサービス
東京インターネットも関連サービスを拡充

■URL
http://www.so-net.ne.jp/hosting/ (So-net)
http://www.tokyonet.ad.jp/news/tnnews/news0621.html (東京インターネット)
http://www.iij.ad.jp/whatsnew/IIJ-mailbox.html (IIJ)

 ソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)は22日、企業や法人を対象としたインターネットサーバーのホスティングサービスを8月1日に開始すると発表した。同様のサービスでは、18日にNECが「BIGLOBEホスティングサービス」を発表したばかり(本誌6月19日号参照)。また、すでにホスティングサービスを提供している東京インターネットでも、メール管理用のオプションが追加されるなど、サービスを拡充。自社内にサーバー機器を用意せずに独自ドメインのサーバーを開設でき、メンテナンスも不要とあって、Webだけではないホスティングサービスのニーズが高まっているようだ。

 So-netが今回発表したのは、メールサーバーのホスティングサービス「Do Mail」と、Webサーバーのホスティングサービス「Do Page」。それぞれ、独自ドメインによるメールボックスとWebサイトを、So-netのサーバー内に開設できる。Do Mailは初期設定料が1万円、月額利用料が10アカウントで8,000円、以降10アカウントごとに月額2,000円となっており、最大100アカウントまで追加可能。サブドメインも使用できる。Do Pageは初期設定料が2万円、月額利用料は30MBで2万円、50MBで2万5,000円、100MBで3万5,000円など。CGI、認証サービスが利用できるオプションも用意されている。ドメイン名はco.jp、or.jp、ac.jp、go.jpが利用可能で、申請代行サービスも行なう。これらのサービスは、So-net接続会員以外でも利用できる。

 一方、従来から「TokyoHostingサービス」としてサーバーのホスティングサービスを提供していた東京インターネットは7月1日より、オプションサービスとして「TokyoMail-100」を追加する。TokyoHostingサービスで利用している独自ドメインによるメールアカウントを最大100個まで発行・管理できるというもので、従来はプロバイダー経由で行なっていたメールアカウントの登録・停止・削除といった処理を、ユーザー自身で行なうことが可能。大幅な時間短縮が図られるとしている。加入料金が1万5,000円、月額料金が100アカウントあたり1万5,000円となっている。

 また、インターネットイニシアティブ(IIJ)でも、独自ドメインで利用できるメールサーバーのホスティングサービス「IIJポストオフィスサービス」を7月1日に開始する(本誌5月27日号参照)が、さらに今回、より手軽に大量のメールアカウントを管理できる「IIJメールボックスサービス」を同日開始すると発表した。こちらは独自ドメインを利用するものではないが、アカウントの管理がユーザー自身で行なえるという点は同じだ。1契約につき、最大1,000アカウントまで管理できる。初期費用が3万円、基本料金は月額5,000円(10アカウント含む)、追加1アカウントあたり月額300円となっている。一時的に集まった組織内など、独自ドメインをとるまでもないが、大量のメールアカウントを管理したいという場合に適しているだろう。

('98/6/22)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp