■URL
http://www.nec.co.jp/japanese/today/newsrel/9806/2401.html
株式会社小学館は、小学生向けのオンライン学習システム「ドラネット」を10月下旬から開始する。システム開発面では、日本電気株式会社(NEC)が協力している。
ドラネットは、CD-ROM教材とインターネットを組み合わせた学習システムで、英語、算数、漢字、作文の4教科が用意されている。CD-ROM教材で学習し、成果をインターネット経由で専用サーバーに送信すると、リアルタイムの採点や成績情報サービスを受けられるというもの。各教科のカリキュラム作成には、早稲田大学教授の三枝幸夫氏や東海大学教育研究所教授の秋山仁氏らが参画している。ほかには、子供向けの掲示板や安全なサイトを選んだサーチエンジン、保護者向けの成績表なども提供される。なお、CD-ROMはWindows 95/98対応で、Macintosh対応版の販売は予定されていない。
しかし、なんといってもこのサービス一番のポイントは、キャラクターに「ドラえもん」を採用した点だろう。利用する本人の子供達に人気があるのはもちろん、その親の世代にもおなじみのキャラクターだ。学習の進行役をドラえもんが務めるほか、テストに正解するともらえるポイント「ドラー」(集めるとプレゼントをもらえる)や、ドラえもんの小道具の一つ「ビッグ・スモールライト」を模したアイコンで画面表示を拡大縮小するなど、子供を引きつける要素が揃っている。なんとか勉強させたい親にとっても、ドラえもんのキャラクター登用はありがたいことだろう。