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【業界動向/通信事業】

DDIが海底ケーブル取得、自社回線で国際通信進出

 長距離系新電電のDDIは7月7日、現在日米間に敷設中の海底ケーブルの使用権を取得、2000年4月から自社回線を用いての国際通信事業に進出する、と発表した。

 ケーブルは米グローバル・クロッシング社や丸紅などが合弁で推進している「PC-1」。2000年3月に運用開始の予定で、総回線量は80Gbps。そのうちDDIは1.5Gbpsを取得する。

 事業分野の垣根を越えた競争の激化で、通信業者は国内、国外を一体で取り扱うため合従連衡が進んでいるが、DDIは国内通信網と、カナダの国際通信事業者テレグローブや英ケーブル・アンド・ワイヤレス(C&W)、KDDの国際ネットワークをつなぐ戦略を取り、今年10月から国際通信事業に進出する。

 インターネットや企業向けの専用線、高品質のデータ通信などをより低価格で提供するには自社回線の利用が有利と判断した。

('98/7/7)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp