プライア株式会社は、Windows 95/NT4.0に対応したメッセージ送受信ソフト「YABUMI Client」のβ版を25日から無償ダウンロード配布する。ICQと同じように、インターネットに接続したパソコン同士でリアルタイムなメッセージの送受信が可能。メッセージが到着すると、画面に矢文が飛んでくる。
YABUMIでは、メールサーバーやFTPサーバーを通さず、クライアントパソコン同士で直接メッセージのやりとりを行なう。このため、いつダウンロードされるかわからない電子メールと違い、急ぎのメッセージや重要な用件を伝えるのに向いている。また、電子メールに添付するとサイズが大きくなってしまうバイナリーデータも、実サイズのまま送受信可能だ。なお、相手がYABUMIに接続していない場合は、メッセージを標準の電子メール形式にして、指定のメールアドレスに送信する。
プライアでは、β版の公開とともにYABUMI Serverを設置し、インターネットユーザーに公開、YABUMIのサービスを提供していく。秋にはNAT(Network Address Traslator)に対応した「YABUMI Server」の発売を予定しており、クライアント版とあわせ、企業内ネットワークでの利用をメインに販売していくとしている。
('98/7/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸雄一]