【新製品/ソフトウェア】

松下電器が単語に強い全文検索技術を開発

 松下電器産業は、単語に強い全文検索技術「極大単語索引方式」を開発し、8月から販売すると発表した。

 文字列全文検索と同様に任意の検索ができる一方、キーワード検索と同様に関係のない単語を省けるのが特徴。例えば「中小企業経営」を検索する場合、「中小企業」と「企業経営」の両方を切り出せる。一方、「スキー」に関する情報を検索したい場合、「ウイスキー」、「ハウスキーパー」など意味的にスキーに関係しない単語を除外する。

 また、処理も高速で、特許文書5年分(30G byte)の文字列検索を1秒程度で実行できる(ワークステーション「SS-UE450」1台を利用した場合)とのことだ。

 すでに日経テレコン21の速報ニュースクリッピングや雑誌全文検索で、この技術の一部が利用されているという。

 なお、辞書のカスタマイズなどの問題から、単体での販売はしない方針。すでに販売されている全文検索ソフト「PanaSerch」のパッケージ販売の一環として、システム構築と併せて販売する。価格は、システムによって異なるが、数百万円~とのこと。

('98/7/9)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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