■URL
http://www.alpsmap.co.jp/proatlas/98/index.html
株式会社アルプスは、株式会社ケンウッドと技術協力し、「ナビトラ」の情報をインターネットを経由して、地図ソフト「プロアトラス 98」上にリアルタイム表示できる技術を開発した。この技術は7月1日に発売された電子地図ソフト「プロアトラス 98」シリーズ(首都圏・東海・近畿・日本広域 各5,800円)に実装されている。
「ナビトラ」は、GPSとアマチュア無線機を接続し、アマチュア無線の電波を使って、自分のいる位置や仲間のいる位置、情報やメ ッセージを交換したり、地図上に表示する仕組み。パソコン、ナビトラ対応のモデム、位置情報を発信する場合はGPS受信機が必要になる。
新たに開発された技術により、アマチュア無線の免許を持たない人でも「プロアトラス 98」を使ってインターネット接続すれば、「ナビトラ」を利用しているユーザーのコールサインや、発信しているメッセージや受信日時などが得られる。例えば、家族がどこにいるか知りたい場合など、NTTパーソナルが行なっている「いまどこサービス」的な使い方もできる。見られるユーザーは限定されていないので、さまざまな利用方法が考えられるだろう。
仕組みとしては、ナビトラ運用アマチュア無線局から発進される信号をナビトラ基地局が受信し、ナビトラ基地局はその信号をインターネットを通じてアルプス社のサーバーに転送する。アルプス社では信号を自動変換し、「プロアトラス 98」ユーザー向けのホームページに自動登録する。
アルプスとケンウッドは、ナビトラと地図を使った技術開発を継続して行なっていくとのことだ。
('98/7/10)
[Reported by junko@impress.co.jp]