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【サービス/ウィルス】

ウィルス対策コンサルティングサービス「eDoctor」
9月上旬より提供

■URL
http://www.trendmicro.co.jp/ (トレンドマイクロ)
http://www.vaccinebank.or.jp/ (ワクチンバンク)

eDoctor  トレンドマイクロ株式会社は14日、ワクチンバンク加盟12社から企業向けのウィルス対策サービス「eDoctor」を9月上旬より提供すると発表した。

 ワクチンバンクは、コンピュータウィルスに対抗するソリューションを提供する企業により構成される任意団体。昨年4月に同社とソフトバンクにより設立されていた。

 eDoctorは、8月15日に発売される企業向けのウィルス対策管理ツール「TrendVirusControlSystem(TrendVCS)」(本誌6月2日号参照)のバージョン1.2日本語版の導入企業に対し、別途提供されるコンサルティングサービス。プレミアム・セキュリティパートナーと呼ばれる、ワクチンバンク加盟115社の中の精鋭企業12社から提供される。

 サービス内容は、企業内のウィルス対策製品のリモート監視、パターンファイルの自動更新、1ヵ月に1通のウィルス対策診断書の提供、ウィルス混入の可能性のあるファイルの解析など。今年末には、プレミアムサービスとして24時間サービスの提供も行なわれる予定だ。

スティーブ・チャン氏、孫正義氏ほか  価格は、1ユニットあたり月額300円(PC1台が1ユニット、サーバー1台が10ユニット)。プレミアムサービスは1ユニットあたり月額150円。このほか、TrendVCS 1.2日本語版(1サーバー10万円)が必要となる。

 トレンドマイクロのスティーブ・チャン代表取締役社長は、「TrendVCSを導入することで、48.7%の作業コスト削減が可能となる。eDoctorにより、従来1週間かかっていたウィルスへの対処が48時間で行なえるようになる」と語った。

 また、ゲストスピーカーとして登場したソフトバンクの孫正義代表取締役社長は、「情報産業は、テレビメーカーなどのアナログ情報テクノロジー産業から、テレビ局や映画会社などのアナログ情報サービス産業へ、そして現在のハードウェア・ソフトウェアメーカーといったデジタル情報テクノロジー産業へと進化してきた。今後はワクチンバンクのようなデジタル情報サービス産業の時代になる」と将来の展望を述べた。

 同氏は続けて、「日本企業の79%がウィルスに対して無防備」と指摘。「今後、企業をはじめ様々な組織がインターネットに接続されるが、それらの組織がウィルスにより機能しなくなったときの社会的影響は、核兵器の脅威に匹敵する」と、ワクチンバンク設立の経緯を、この市場に対する期待を込めて説明した。

◎ワクチンバンク「プレミアム・セキュリティパートナー」

◎問い合わせ先
トレンドマイクロ株式会社 営業部
TEL 03-5334-3650
FAX 03-5334-3651

('98/7/14)

[Reported by yuno@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp