東洋情報システム(TIS)は15日、クレジットカード用電子決済ソフト「DOSETシリーズ」を発表した。SETバージョン1.0のJPO(Japanese Payment Options)に対応しており、インターネット上での安全な決済システムを構築できるとしている。
DOSETシリーズは、消費者用クライアントソフト「DOSET(Wallet)」、電子店舗用サーバーソフト「DOSET(Merchant)」、金融機関用ゲートウェイ「DOSET(PaymentGateway)」から構成されている。価格は、Walletが5,000本単位で600万円から、Merchantが100万円からとなっており、7月31日にβ版を出荷、8月31日に製品版を出荷する。Walletは主に信販会社に向けて、Merchantは通販サイトの運営会社に向けて販売していく。PaymentGatewayについては、パッケージ製品としては出荷されず、8月31日から個別の受付を開始する。
また、これらの個別製品のほか、ソリューション製品「DOSETstation」も発表された。これにともない、TISはコンパック、マイクロソフト、ソフトバンクと協力体制を確立した。コンパックのPCサーバー「ProLiant」シリーズ、マイクロソフトの電子商取引システム「Microsoft Site Server 3.0 Commerce Edition」をベースに、DOSET(Merchant)を組み込んだソリューション製品を開発。販売面でソフトバンクは協力していくとしている。
◎問い合わせ先
株式会社東洋情報システム サイバービジネス事業部EC事業推進部
TEL 03-5683-4001
E-mail set@komako.tis.co.jp
('98/7/15)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]