■URL
http://ncis2.ibg.ne.jp/
http://pr.info.ntt.co.jp/news/news98/9807/980716.html
日本電信電話株式会社(NTT)とマイクロソフト株式会社は、EC(電子商取引)ソリューションシステム「NCIS:NTT Commercial Internet/Intranet System(仮称)」を共同で開発、9月上旬から販売開始することを発表した。具体的な価格は未定。
NCISは、マイクロソフトのEC用サーバー「Microsoft Site Server 3.0 Commerce Edition 日本語版」に、NTTによるマーチャンダイジング、ヘルプデスク機能などのECソリューションを組み合わせたもの。Site Server CommerceにSET、サイバーキャッシュ、Acosis、代引きの4種類の電子決済方法が選択できる決済コンポーネントを加えたほか、販売管理機能やマーケティング分析機能を備えている。また、ヘルプデスク機能では、NTTの「ナンバーディスプレイ」サービスとCTIシステムとの連携により、顧客からの電話があると同時に購入履歴や対応状況などの情報をWWWブラウザー上に呼び出すといった機能もある。
ほかに特徴的な機能としては、「デジタルコンテンツ課金配信システム」がある。これは、Site Server Commerceのメンバーシップ機能などとの連動で、会員認証や課金完了の状態によってページやコンテンツへのアクセス制御を行なうというもの。7月29日から開催されるマイクロソフト社のテクニカルコンファレンス「Microsoft Tech・Ed98 Yokohama」では、セッションの模様をNCISを利用して有料で配信する予定だ。
両社は、それぞれの通信技術、ソフトウェア技術を組み合わせ、今後ECビジネスでの製品開発、市場の拡大および普及に関して協力関係を強化していくとのこと。
('98/7/16)
[Reported by okiyama@impress.co.jp / 金丸雄一]