テレビ朝日、テレビ朝日データ、日刊編集センターの3社は、テレビ電波のすき間を使ったデータ放送ADAMSのネットワークを利用して、テレビ番組表を配信する「ADAMS-EPG」のサービス放送を開始した。8月下旬から本放送を開始する。

　「ADAMS-EPG」では、デジタル化した番組放送の特性を生かし、テレビ番組をジャンルや出演者別に検索したり、簡単にVTRの予約録画ができるようになる。放送されるデータ内容は、放送日、開始・終了時間、局ID、番組タイトル、番組内容、出演者、番組のジャンル情報など。放送時間と放送回数は未定だが、一日に数回の放送をする予定。

　番組データは、地上波とBSの放送局で、そのうち許諾が得られた局の情報を配信する。当面、北海道、東京、名古屋、大阪地区は8日分、それ以外の地区は2日分の番組情報を放送する。

　放送は、ADAMS-EPG対応のテレビ、またはADAMS対応のパソコンを使って受信する。ただし、ADAMS-EPG対応のテレビの発売は今秋とのこと。パソコンでの受信は、データ放送受信用のカードのほか、専用のソフトが必要になる。専用ソフトは、メーカー各社から発売される予定だが、具体的には決まっていない。テレビ朝日データによれば、「ADAMS-EPG対応テレビの方が先にサービスを利用できるようになるだろう」とのこと。一般のユーザーが利用できるのは少々先のことになりそうだ。

('98/7/17)

[Reported by junko@impress.co.jp]