バンダイは、3DCGキャラクターを使ったプッシュ配信サービス「きゃらぷっしゅ」を開始する。ポリゴンで描かれたデスクトップマスコットをクライアントソフトとしているのが特徴で、配信された最新情報は、マンガのフキダシのような方法で表示される。28日よりプロバイダーやWeb運営企業などに向けて販売していく。開始当初はWindows 95/98に対応、12月にはMacintoshにも対応する予定だ。
きゃらぷっしゅのクライアントソフトは、通常はかわいらしいマスコットキャラクターとしてデスクトップに表示しておく。株式会社エイチアイの開発した3Dマスコットカプセルというエンジンをベースにしており、動きは滑らかだ。ユーザーがインターネットに接続すると、バックグラウンドで自動的にきゃらぷっしゅのサーバーにアクセスし、最新情報をダウンロード。指定された方法で画面にメッセージが表示される。表示方法は、マンガのフキダシのようなスタイルのほか、電光掲示板なども使用できる。キャラクターをダブルクリックすることで特定のWebサイトにジャンプさせたり、情報の内容に対応したアクションをキャラクターにとらせることも可能だ。使うキャラクターにあわせて表示方法を設定できるため、プッシュ配信ということを意識させない自然な情報配信が可能になるとしている。
クライアントソフトのマスコットキャラクターやアクション、メッセージの表示方法などは、サービスを利用する企業ごとに個別に設定可能。付箋、時計・カレンダー、メールチェッカーなどの機能も追加できる。プッシュサーバーはバンダイが設置・運営し、顧客は情報内容や更新時期などをサーバーに指定する。
同サービスの販売開始に合わせ、バンダイでも「たまごっち」のキャラクターを使ったサービスを開始。たまごっちをはじめ、グループ企業の情報を配信していく。クライアントソフトは上記ホームページで28日から無料配布される。
◎問い合わせ先
株式会社バンダイ
E-mail charapush@bandai.co.jp
('98/7/21)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]