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【新製品】

「mpman」より小さい!「TwinVQ」対応の携帯型プレーヤー開発中

■URL
http://pr.info.ntt.co.jp/news/news98/9807/980723.html
http://www.solidaudio.jpn.net/ (準備中)

 日本電信電話株式会社(NTT)と株式会社神戸製鋼所は、音楽圧縮技術「TwinVQ」を採用したカード型の携帯用プレーヤー「SolidAudio(仮称)」を共同で開発していると発表した。また、両社は、関連機器の製造/販売、サービス開発、コンテンツ配信などSolidAudioを使った事業の展開を検討するプロジェクト「SolidAudio Project」を発足し、'99年度上半期に事業化へ移行する予定だ。

 SolidAudioは、ネットワーク経由でTwinVQにより圧縮された音楽データを取り込む。再生のほか、早送り、巻き戻しも可能。超薄型ポリマー二次電池の採用などにより厚さ8mm、重さ45gほどのカードサイズを実現するとのこと。16MBのメモリーを搭載しており、CDクオリティで約25分、FMラジオクオリティで約50分のデータを蓄積できる。駆動時間は約3時間。価格は2~3万円程度になる予定だ。

 なお、音楽データを入手するには、専用のダウンロード機器か店舗等に設置されるキオスク型の端末からダウンロードすることになる。これは、違法コピーを防止する目的のためで、SolidAudio以外の機器には音楽データを残せない仕様になっているとのこと。

 ネットワーク経由でダウンロードした音楽を楽しめる携帯型プレーヤーとしては、MP3対応の「mpman」などが話題になっている。しかし、NTTではSolidAudioを「mpmanとは、まったく性格の異なる製品」で「ネットワーク上の音楽配信を、著作権などを保護した上で健全に行なうことを目的としている。(不法コピーが多く出回っている)MP3のようにフリーな世界とは明らかに違う、ビジネスとしての音楽配信のスタイルを確立したい」としている。

('98/7/23)

[Reported by okiyama@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp