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【業界動向】

PHSのデータ通信速度、上限を128kbpsへ
郵政省の審議会が答申

■URL
http://www.mpt.go.jp/pressrelease/japanese/new/980727j601.html

 郵政省は27日、PHSの利用促進について電気通信技術審議会(郵政省の諮問機関)から答申を受けた。通信速度の向上、カバーエリアの拡大など、サービスの高度化が必要であるとしている。郵政省では、この答申を踏まえながら関係省令を整備、加入者の減少で苦境に陥っているPHSサービスのてこ入れを図っていく。

 答申によると、'97年夏以降、PHSの加入者は減少傾向にあるが、データ通信の増加などにより、トラフィックはここ1年間でほぼ2倍に伸びているという。その一方で、通話が途切れる、屋内や郊外では使えないなどの不満は相変わらず多い。そこで今回の答申では、1)データ通信速度の上限を現在の64kbpsから128kbps(同時に4チャンネル使用)へと引き上げることでデータ通信の需要に対応すること、2)公衆基地局の出力を2Wへ引き上げることでカバーエリアを拡大すること、3)ビル内へ設置できる中継装置の導入--などが必要であるとしている。また、ショートメッセージサービスなど付加サービスの標準化、「簡易携帯電話」という名称の見直しなども挙げている。

('98/7/28)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / 金丸雄一]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp