日本音楽著作権協会(JASRAC)など6つの音楽関連団体は、著作権者の許可なく音楽を配信している違法なMP3サイトについて、対応方針を固めた。8月以降、注意を呼びかけるホームページを開設、違反者には直接メールで警告していくキャンペーンを実施する。
MP3は、CDに近い音質を保ちながら音声データを効率的に圧縮できる技術で、インターネットでの音楽配信などに利用されている。しかし最近では、CDの音源を無断で利用している悪質なサイトが目立ってきており、今回、JASRACなどが本腰を入れて取り組むことになった。ただし、JASRACでは「MP3自体は違法な技術とは考えておらず、音楽を無断で使用することが問題」だとしている
米国では、違法なMP3サイトに対して損害賠償を請求する訴訟が、全米レコード業界組合(RIAA)によってすでにいくつか起こされている。
('98/7/30)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]