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【業界動向】

XMLによる電子文書の配信実験
大日本印刷、NTT、大塚商会が共同で実施

 大日本印刷、NTT、大塚商会の3社は3日、XML(eXtensible Markup Language)の実証実験を開始すると発表した。消費者向けの販促物や社内向け業務マニュアルなどをXMLにより電子化し、ネットワークで配信するというもの。'99年3月まで実験を行ない、その後事業化を検討していく。

 今回の実験では、金融機関を中心に参加企業を募る。企業が消費者に伝えたい商品情報をXML化し、個々の消費者に適した形にパーソナライズ、電子ダイレクトメールや電子カタログなどの販促物として配信する。また、社内の業務マニュアルなども同様に各部署に適した形で更新、イントラネットを使って配信する。実験は、コマースネットジャパンの「XML EC応用プロジェクト」の活動とも連携して進められる予定。 

 実験では、WWW上の複数のデータベースや文書などを連動させる「複合文書機能」、閲覧者ごとに表示するフォーマットを変える「カスタマイズ機能」、情報を自動更新する「オートリロード機能」などのXMLの特徴を活用する。最新の情報をひとりひとりに最適な形にして配信できるため、販促物などでの利用に適している。 

('98/8/3)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp