全国の公立学校3万9,366校のうち、インターネットに接続しているのは7,363校、全体の18.7%にあたる--。文部省が行なった平成9年度における情報教育の実態調査で明らかになった。前年度の調査では9.8%の3,873校だったため、この1年でほぼ2倍に増加したことになる。
学校の種類別に見ると、小学校では13.6%にあたる3,230校、中学校では22.7%にあたる2,375校、高等学校では37.4%にあたる1,557校、特殊教育学校では21.9%にあたる201校がインターネットに接続している。また、これら接続校のうち、インターネットの利用や個人情報の取り扱いに関してガイドラインがある学校は31.5%(2,323校)、ホームページがある学校が39.6%(2,919校)あることがわかった。ホームページの設置率では、小・中学校が30%台前半と低く、高等学校が63.3%、特殊教育学校が56.2%と高くなっている。
なお、同調査によると、コンピュータの設置率が96.9%に達している一方、コンピュータを操作できる教員数は全体の49.0%、コンピュータで指導できる教員数はわずか22.3%に止まっている。
文部省では、昭和62年度から、全国の公立学校におけるコンピュータの設置状況、ソフトウェアの整備状況などを調査してきた。今回の調査は3月31日現在で行なわれた。
('98/8/7)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]