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【調査結果】

日経MAがポータルサイトの利用調査
検索サイト、プロバイダー、ブラウザーメーカーが横並び

■URL
http://www3.nikkeibp.co.jp/MA/guests/release/980909portal.htm

 ユーザーがブラウザー起動時のページとして利用しているのは、検索サイト、プロバイダーのホームページ、ブラウザーメーカーのページがそれぞれ2割ずつ--。「日経マーケット・アクセス」が行なったインターネット利用者調査の結果、明らかになった。

 調査は、日経BP社のサイトに用意されたアンケートページで7月23日から8月5日まで実施。有効回答1万690件が得られた。これによると、自宅でWWWブラウザーを利用する際、ユーザーが起動時に表示するよう設定している“ポータルサイト”は、Yahoo!やgooなどの「検索サイト」が21.7%、「利用しているプロバイダーのホームページ」が20.1%、「ブラウザーの初期設定のまま」(マイクロソフトやネットスケープなどブラウザーメーカーのページ)が19.0%と、上位3ジャンルがほぼ横並びとなっている。これに続き、どこにも設定しておらず「空白のページ」とした人が13.0%で4位、以下、「自分のブックマーク」が6.3%、「自分が作ったページ」が5.5%、「ニュース系のホームページ」が4.6%、「学校や会社など自分が属する団体のホームページ」が4.2%などとなっている。

 一方、職場や学校など自宅以外で利用する場合では、「学校や会社など自分が属する団体のホームページ」が37.5%でトップとなり、「ブラウザーの初期設定のまま」は16.7%、「検索サイト」は15.7%に減少する。

 今回の調査では、現在もっとも利用が多く、ポータルサイトとしてもコンテンツ強化が図られている検索サイトが、僅差ながらトップに入るという結果となった。一方、「利用歴の浅いユーザーは自ら初期画面を設定する動作を行なわずにプロバイダーのホームページに設定されている比率が高い」という結果も出ており、ブラウザーメーカーやプロバイダーのページには、ユーザーが改めて設定しなくても表示されるというアドバンテージがある。ポータルサイト競争では、コンテンツだけでなく、プロバイダーやブラウザーメーカーとの連携が大きな鍵になることは間違いない。

('98/9/9)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp