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【業界動向】

Citibank、Microsoftらの進める請求書のネット決済事業に参加

■URL
http://www.msfdc.com/sep14.htm

 MicrosoftとFirst Dataが設立したMSFDC社は14日、同社の進めるインターネットによる請求書の送付と払い込みを行なうベンチャー事業に、米商銀大手のCitibankが資本参加することで合意したと発表した。同時に社名をMSFDCからTransPointに変更、年内にも米国でサービスを開始する予定だ。

 TransPointが提供するサービスは「TransPoint E-Bills」。ユーザーがパスワードを入力して自分の口座にアクセスすることで、ガス会社や電力会社から送付されてきた請求書を表示、ネット上でそれらに対する払い込み操作が行なえるというもの。Citibankでは、今回の提携により、同社のダイレクトPCバンキングの一部の機能である「pay anyone」をTransPointでも利用できるようにする。これにより、請求書の発行者がTransPointに参加していない場合でも、ユーザーはネットで支払いが可能。Citibankが小切手を出力し、払い込み先に郵送する。

 米国では1年に190億の請求書が郵送され、支払いは、ほとんどすべてが小切手により郵便で行なわれているという。これら紙ベースでやりとりされる方法と比較し、TransPointでは50パーセントから75パーセントのコストを削減できるとしている。

('98/9/16)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp / nao-f@st.rim.or.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp