【電子マネー】

インターネットで譲渡できる電子マネーの実験開始

■URL
http://www.icash.gr.jp/

 郵政省の外郭団体であるサイバービジネス協議会が進めている、インターネット上
での電子マネー実験「インターネットキャッシュ」の実験が21日よりスタートした。日本では初めてインターネット上で利用者間で譲渡できる電子マネー実験だ。

 加盟店は、朝日新聞社やウェザーニューズなど16社。販売コンテンツは、タレントの画像や絵画、競馬の予想データ、英検問題集といったデジタルコンテンツが中心だ。決済時には、パソコンに接続されたカードリーダーにICカードを差し込み、専用のプラグインソフトにパスワードを打ち込む。

 22日に行なわれたオープニングセレモニーでは、郵政大臣の野田聖子氏が自らインターネットキャッシュを使って買い物をした。サポートを受けながらも自らマウスを操作してゴッホの絵画データを購入。時折サポーターに質問をしたり頷きながら、一通りの操作を終え、フロッピーディスクに画像を入れて持ち帰った。感想を求められた野田氏は、「おもしろかった。でも、浪費しちゃいそうだね」と笑顔で語った。
 なお、現在の実験参加者は参加企業の社員のみだが、来年の4月には一般からもモニターを募集をして1万人規模で行なう予定。

('98/9/22)

[Reported by junko@impress.co.jp]


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