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【規格】

W3Cが「DOM Level 1」を勧告
ダイナミックHTMLに互換性を

■URL
http://www.w3.org/Press/1998/DOM-REC

 W3C(World Wide Web Consortium)は1日、「DOM(Document Object Model) Level 1」をW3C勧告として公開した。

 DOMは、ECMAScript(JavaScript)やJavaなどからHTMLやXMLを操作する際に利用するAPIの仕様。現状では、文書中にスクリプト言語を埋め込み、動きのある、あるいはユーザーの操作により内容が変化するインタラクティブなWebページ(ダイナミックHTML)を制作したとしても、それがNetscape Navigator上とInternet Explorer上で同じ動作をする保証はない。こうした部分に互換性を持たせようというのが、今回勧告されたDOMの狙い。

 Netscape Communications社とMicrosoft社がDOMを実装してくれれば、様々な魅力的なWebページが続々と登場することになるだろう。とはいえ、多くのコンテンツプロバイダーにとっては、現行バージョンのブラウザーの利用がほとんど0にならない限りは、それらに合わせたWebページ作りが必要であることに変りはない。

('98/10/5)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Taiga Aoki]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp