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【業界動向】

米司法省、反トラスト法違反でVisaとMasterCardを提訴

■URL
http://www.usdoj.gov/atr/public/press_releases/1998/1974.htm (DOJ)
http://www.usdoj.gov/atr/cases/f1900/1973.htm (訴状)
http://www.visa.com/cgi-bin/vee/av/doj/main.html (Visa)
http://www.mastercard.com/press/981007a.html (MasterCard)
http://www.americanexpress.com/corp/doj/ (American Express)

 米司法省(DOJ)は7日、反トラスト法違反の疑いでクレジットカード業界トップ2社、VisaとMasterCardを提訴したと発表。両社の取締役が同じ銀行群からそれぞれ派遣されており、互いに非競争的に振る舞ってきたことが問題とされている。

 訴状を見ると、23ページから数ページにわたり、スマートカードやインターネットを利用した決済についても触れられている。MasterCardが'80年代にスマートカードの開発でVisaよりも優位な立場にあったにも関わらず、Visaの合意なしには採用しないとして取締役会で否決されたとする事例などが記されている。

 これに対し、VisaとMasterCardは同日、反論文書をそれぞれのWebサイトに掲載。一方、American Expressは司法省の提訴を歓迎する文書をホームページに掲載している。

('98/10/8)

[Reported by yuno@impress.co.jp / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp