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【宇宙】

筑波大、インターネットで月基地のアイデア募集

■URL
http://moon.nasda.go.jp/

 筑波大で工業デザインを学ぶ学生が、将来の月面基地で必要な建物や機器のデザインの原案をインターネット上で公開、一般の人から募集したアイデアを盛り込んで基地の将来像を作り上げるユニークな企画が2日から始まった。

 「仮想月開発プロジェクト」と題したこの試みは、同大の原田昭教授(生産デザイン)が「ユーザーの要望をどうデザインに反映するか」という実技演習の一環として発案。月探査計画を進めている宇宙開発事業団と宇宙科学研究所の専門家が賛同し、全面的にバックアップすることになった。

 Webでは、学生がデザインした月面の住宅、農園、工場、病院、交通機関などの施設や、探査車、宇宙服、ふろ、照明など生活機器のデザイン画を公開する。

 それぞれの画面の記入欄で、機能やデザインへの注文や、月の環境についての質問を書き込むと、電子メールで学生に直接届く。

 学生はそれらのアイデアを取り入れて毎週、デザインを改良して画像を更新。専門的な質問が寄せられた場合は、事業団などが代わって答えてくれる。今年末にはデザインを完成する予定だ。

('98/11/2)

[Reported by masaka@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp