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【業界動向】

組込機器用Java環境
標準化で各社の思惑が錯綜

■URL
http://java.sun.com/pr/1998/11/pr981103-01.html
http://java.sun.com/pr/1998/11/pr981103-02.html
http://www.access.co.jp/news/release/rt_java.htm
http://www.hp.com/pressrel/nov98/02nov98g.htm

 Sun Microsystems社は3日、組込機器で利用する「EmbeddedJava」の仕様が確定したことを発表、その実行環境である「EmbeddedJava 1.0」を年末までに出荷することも明らかにされた。

 同社では、EmbeddedJavaをさらに強力なものとするため、組込機器に不可欠なリアルタイム性を持たせるための拡張を行なうほか、あらゆるデバイスをネットワークに繋げる「Jini」の実装も予定しているという。

 こうしたSunの動きの一方で、Hewlett-Packard社やMicrosoft社では、他の13社と共に標準化団体「Real-Time Java Working Group」を2日に結成。各社からコンセンサスが得られる形でJavaにリアルタイム性を持たせることの重要性を訴えている。日本からはアクセス、オムロン、横河電機が参加している。また、HPは同日、組込機器向けのJavaVMである「ChaiVM」のバージョン2.0や、Javaで書かれたWebサーバーを発表している。

('98/11/4)

[Reported by Taiga Aoki / Hiroyuki Et-OH]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp