エー・アイ・ソフト株式会社は、インターネットを利用してソフトウェアの販売/配布ができるシステム「InstantX」を発表した。販売時期、価格等の詳細は未定。
InstantXは、ソフトの評価版を作成/無償配布して、代金を支払った人は正式版にアップグレードできるオンライン販売などに利用できるシステム。評価版の作成では、ソフトに対して起動回数、期間、機能などの利用制限方法を設定することができる。これによりソフト制作者側では、製品版、評価版の複数のバージョンを作成する必要がない。ユーザーは、制限を解除する「キー」を受け取ることにより評価版を製品版に移行することができる。なお、キーには、評価版での制限内容や購入方法、シリアル番号、アップグレード情報などが含まれている。
ほかにはソフトの自動更新機能「InstantUpdate」を加えることができる。ソフト側にライブラリとアップデート用の実行ファイルを加えることで、ソフト自体が自身の最新モジュール情報をチェック、確認後InstantXシステムのサーバーに接続し、差分ファイルをダウンロードするというもの。この機能は、同社のユーティリティ製品「DiskXTools」などにすでに組み込まれているとのこと。
製品は、作成したソフト(クライアント側)に組み込むモジュールと、InstaX用のサーバーモジュールで構成されている。サーバーモジュールの動作環境は、最小構成でWindows 95+パーソナルWebサーバーとなっている。同社では、ソフトウェアベンダー、個人のシェアウェア作成者などを対象にした販売を構想しているとのこと。
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