NTTサテライトコミュニケーションズは5日、インターネットプロバイダー8社と業務提携することで合意したと発表した。同社が12月に開始を予定している衛星インターネット接続サービス「Mega Wave」の販売促進で協力していく。
提携したのはソニーコミュニケーションネットワーク(So-net)、富士通(InfoWeb)、NEC(BIGLOBE)、メディアバンク(DREAM NET)、IIJ(IIJ4U)、NTTPCコミュニケーションズ(InfoSphere)、ジーアールホームネット(ぷらら)、三洋電機ソフトウェア(SANNET)の8社。各社がそれぞれ提供しているインターネット接続サービスの会員に対して、刊行物やホームページなどでMega Waveを紹介、同サービスの普及を図る。さらに、一部のプロバイダーではMega Waveとの併用ユーザーのサポート業務も行なう。
Mega Waveでは、500kbps~1Mbpsといった高速の下り回線が提供されるが、上り回線は既存の地上線接続を利用することになるため、既存プロバイダーとの連携が不可欠。一方、プロバイダーにとっては、会員がMega Waveを利用することでネットワークの負荷を軽減できる、大容量コンテンツの配信サービスが行なえるなどのメリットがある。NTTサテライトでは、今後も他のプロバイダーとも広く業務提携を行ない、一括サービスや高速性を生かしたコンテンツの提供に取り組んでいくとしている。
('98/11/5)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]