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【新製品/ソフトウェア】

ビジュアル編集やサイト管理を強化

Macromedia、Webオーサリングソフト「Dreamweaver 2.0」を発表

■URL
http://www.macromedia.com/software/dreamweaver/
http://www.macromedia.com/software/dreamweaver/productinfo/features/ (新機能)
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/1998/dw2ships.html (プレスリリース)
http://www.macromedia.com/macromedia/proom/pr/1998/dw2partners.html (プレスリリース)

Dreamweaver 2

 米Macromedia社は9日、Webオーサリングソフトの新版「Dreamweaver 2」を発表した。Windows 95/98/NT、Mac OS 7.5.5以降に対応。現在、現行バージョンのユーザー向けに、β版が同社Web上で公開されている(35日限定、ダウンロードにはシリアル番号が必要)。米国では12月に$299で発売予定。日本での発売予定は未定。

 Dreamweaverはマルチメディアオーサリングソフトと似た操作でDynamicHTMLを使ったページをオーサリングできることなどが特徴のWebオーサリングソフト。Dreamweaver 2では、電子商取引や大規模コンテンツなどに向けた機能拡張がなされている。また、「What You See is What You Serve」というコンセプトのもと、より実際のWeb表示に近い形でページを編集できるようになっている。

 まず、一連のコンテンツをツリー状のビジュアルインターフェイスで管理するサイト管理機能がついた。一連のコンテンツの中でテキストやタグ、タグ属性などを検索したり一括置換したりもできる。

 グループ作業にも対応しており、テンプレート機能「Dream Templates」を使うと、一度作ったページを元に要素をパラメータ化してテンプレートとして使ったり、同じテンプレートから作ったページの共通部分を一度に変更したりできる。また、ページの特定部分以外を書き換えられないようにする機能もある。

 また、Photoshopなどのグラフィックツールのように、ページ内のオブジェクトを重ねたりピクセル単位で配置したりする「Layer」機能も追加。これを使った場合も、旧バージョンのWebブラウザー向けに、テーブルを使ったHTMLとして生成することもできる。FlashやShockwave、RealPlayerなどのNetscapeプラグインを使って編集画面内でプレビューしたりレイアウトしたりできるようにもなっている。SSIなどサーバー側で解釈される機能もクライアント側で確認できる。

 XML編集にも対応し、読み込んだXMLの構造を生かして編集する「Roundtrip XML」を備えている。さらに、「ショッピングバッグ」方式など電子商取引用のページを作るのに使われるオブジェクトなども用意されている。

 製品の発表と同時に、数社がDreamweaver用エクステンションを提供。電子商取引ではBroadVisionやiCatが、データベース連携ではOracle(Oracle 8i)や(Cold Fusion)が、マルチメディアではLive PictureやReal Networks(RealSystem G2)、IBM(HotMedia)、HP(OpenPix)が名乗りを上げている。


('98/11/10)

[Reported by masaka@impress.co.jp / Taiga Aoki]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp